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蕎麦食い「玄そば 東風」
酒、蕎麦、つまみを求めてそば屋へ足を運びます。まずはエビスのドラフト。注ぎ捨てをしていないので、舌触りがいまいち、臭いもあります。だし巻き卵は出汁がごく少量の、卵焼き。丁寧に巻いてあります。卵3個分のボリューム。

鴨焼きは、薄い鴨肉に紅葉おろしがのせられています。万願寺とネギを添えて。野菜は塩こしょう。味が入りすぎて、素材の味がわかりません。

日本酒の若松と野菜天ぷら、香の物を注文。若松は生原酒。ぐっときて、ざらっとした甘さ。生が好きな人ならこういうのはありでしょう。野菜天ぷらは油ぎれが悪く、べたっとしています。香の物はキュウリと蕪とにんじん。蕪とにんじんがしょっぱすぎます。海水(4%)以上の塩分は、不快感を催します。

十四代吟撰とかけをちゅうもん。十四代は・・・。十四代?これは劣化の典型例です。高木さんは十四代を生々で提供することを念頭に置いて銘酒を作り上げたらしいですが、高品質で提供できる店がないため、生(1度火入れ)をメインに生産しているそうです。こういう十四代に出会うと、高木さんも泣くだろうな。十四代は後口のはかなさが特徴ですが、老香(果汁を絞ったぞうきんを2日間放置した臭い)がでると、その良さが失われます。

かけは庶民的な美味。ざっくりとカットした三つ葉がのっています。魚節の香り炸裂。ショウガが入っているのは賛否両論でしょう。殆どのそば屋でかけにショウガを入れていないのがひとつの答えですが、こういうかけもありだと思います。
by sake_writer | 2010-08-15 14:25 | 食べ歩き

お酒は生きています。お酒を深く知ることが日本を、世界を旅するきっかけとなればと思います。
by sake_writer
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