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囲炉裏ででこまわし。徳利の意匠、月とすっぽん
徳島ではおでんをでこまわしと言います。漫画「おそ松くん」のおでんを思い出します。
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こうやって囲炉裏で回しながら焼くから、でこまわしと言うそうです。
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金陵の蔵元によりました。
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いろいろな徳利とおちょこが陳列されていました。慶事に使われるもの、戦中に使われていたもの。そして、遊び心に溢れたもの。
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私がお店をやるとき、おちょこのデザインを考えており、それで燗酒を提供できたらと思っています。燗酒を2本3本、2種類3種類飲むとき楽しめるデザインの工夫をしております。おちょこの大きさ、徳利の艶と形も大切です。
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参考に、魯山人の徳利とおちょこを。彼は時代ごとに特徴があり、量産もしていたので、作品によって評価は月とすっぽん。この徳利は1合弱の大きさ。この撮影時は8種の徳利を見ました。ひとつを実際に使いましたが、液の切れなど、使い勝手はあまり宜しくない。彼は天の邪鬼なところがあり、使い勝手が悪いという顧客に対して「今にこの良さが分かる」と姿勢を改めなかったそうです。

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杉玉というと丸いものが多いですが、このように形にも地域性などあるようです。

もう少し四国の話をしましょう。次回。
by sake_writer | 2010-01-10 10:55 | 散歩、旅

お酒は生きています。お酒を深く知ることが日本を、世界を旅するきっかけとなればと思います。
by sake_writer
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