魯山人と知人の会話として、次のような記録が残っています。
知人「こんな分厚い盃で酒飲むのは好きじゃないな」
魯山人「今に好きになりますよ」
魯山人の作品録を見ると、口の分厚い盃ばかりではなく、薄口の陶器もあります。しかし、湯飲みと言っても過言ではないほど厚みのある縁の盃もあります。
これまで何千種類と日本酒を飲んできましたが、分厚い盃に合う日本酒というのはありませんでした。理屈で考えて、こういうタイプならば分厚くてもありだ、というのはあります。しかし、分厚い方がいいということではありません。
以前熟成酒の取材をしたとき、地元の熟成酒と地元の焼き物の組み合わせをいくつか調べました。これは趣向として面白いですが、あくまでも味わいの幅を広げる遊びです。
先日の泡の記事と関連しますが、酒器についてあらためて書かせていただく機会があると思います。
知人「こんな分厚い盃で酒飲むのは好きじゃないな」
魯山人「今に好きになりますよ」
魯山人の作品録を見ると、口の分厚い盃ばかりではなく、薄口の陶器もあります。しかし、湯飲みと言っても過言ではないほど厚みのある縁の盃もあります。
これまで何千種類と日本酒を飲んできましたが、分厚い盃に合う日本酒というのはありませんでした。理屈で考えて、こういうタイプならば分厚くてもありだ、というのはあります。しかし、分厚い方がいいということではありません。
以前熟成酒の取材をしたとき、地元の熟成酒と地元の焼き物の組み合わせをいくつか調べました。これは趣向として面白いですが、あくまでも味わいの幅を広げる遊びです。
先日の泡の記事と関連しますが、酒器についてあらためて書かせていただく機会があると思います。
by sake_writer
| 2008-07-11 22:51
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