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砧スタジオ、「夏子の酒」、ラトラッペ
昨日は砧スタジオで取材をしてきました。テレビ番組の取材は新鮮で、いい経験となりました。製作に携わる方は皆覇気があって、ムードに乗せられてしまう、そんな感じでした。

このところ上原浩さんの著作を読んでいます。「夏子の酒」で夏子の師匠、鑑定官として描かれている方です。自分が今まで思い抱いた疑問を共有できる、数少ない業界関係者です。既に亡くなっていますが、彼の言葉は今後数十年、忘れられることはないでしょう。

私はお酒関係の仕事をする際には度々口にしてきましたが、「5年後10年後にも読み返したいと思われる記事を書きたい」と考えています。そういう意味で、フリーライターとは名乗っていません。

この1年書いてきたものを思い出すと、レアで目新しいネタとは言い切れない記事を書いてきました。3年前はその姿勢を何度も叱咤されましたが、「書くということ」を突き詰めて考えると「5年後10年後」が思い浮かび、レアな特ダネからは距離を置くようになります。

一生付き合っていく業界だからこそ、シビアでいたい。上原さんの著作を読んで、初心を思い出しました。

そういえば砧スタジオ近くの酒屋に「ラトラッペ」の陶器瓶がありました。日本には既に正規輸入が無くなっている商品です。賞味期限を見るとトリプルは今年の夏だったと思います。この商品はとても美味しいので・・・バナナのような甘い風味があるんですよね。好きでした。日本の地ビールでもこのようなものをつくってくれればいいのですが。
by sake_writer | 2007-05-02 04:19 | ライター仕事

お酒は生きています。お酒を深く知ることが日本を、世界を旅するきっかけとなればと思います。
by sake_writer
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