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目に見えないドリンクメニューの線
ドリンクメニューを作るとき、いろいろな前提条件があります。まずはどの酒屋から仕入れるかでしょう。そして、その飲食店のコンセプトや料理、どこまでオペレーションを組み立てられるかによって扱える酒が決まってきます。

たとえば臥龍梅は温度にしっかりとこだわれば燗酒も良く、この1本でいろんな役割を果たします。しかし、3度単位で燗酒をコントロールできる店でないと、このお酒を理解できないでしょう。普段からそうやって勉強し続けていないと、お客様にきちんと説明することも出来ませんし、そのようなことに時間を割く店、人はとても少ない。

私は今までドラフトビールを高品質に提供するための工夫を数十人に伝達してきましたが、「なぜわざわざおいしいビールのつぎ方を覚えないといけないのか」という反応をする人がけっこういます。ビールの理想のつぎ方のひとつは新橋「ドライドック」のアサヒスーパードライでしょう。このつぎ方は一定量のロスが出ます。そのことについても理解がなければ、技術を活かせません。

そしてドリンクメニューを作成するということは、導線を無数に引くことを意味します。好きな銘柄を並べるメニューと、いろんなストーリーを組み立てたメニューは見てその違いがわかります。当然、売れ方も変わります。

次回、蕎麦たじまのドリンクメニュー実物を引用して、説明しましょう。


備忘録として、近々訪れようと思うそば屋を並べてみます。
三合庵
松屋
坐忘
大川や

いつ行けるかなあ・・・。
by sake_writer | 2010-06-28 10:36 | 飲食店を始めるまで。

お酒は生きています。お酒を深く知ることが日本を、世界を旅するきっかけとなればと思います。
by sake_writer
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